土木災害探偵。

拙著の紹介と土木をテーマとするブログです。天災人災マッドフラッドそして政災。事実を保証するものではなくエンタメ路線とかも入っています。

山くずれは天候変化をもって自然条件の変更によって生じる。税金設計!?によって擁壁は倒壊する。

雨とともに流れた村!?を見よ(クリック。)

HISTORICAと言う動画で奥番集落と言う村で山くずれをもって誰もいない状態となった話をしていた。その村は遠くから見ると分かるように山腹は崩落してその麓はもう誰も住んでいない荒野となっていた。どうしてそうなったか。言ってしまうなら連続豪雨と言える。言うまでもない。地盤に水分は連続して供給されると地盤は重量化して力の配分は狂いH=0V=0M=0の平衡は狂い山頂から崩落して言ったものと言える。それはその麓の集落を2011年に台風12号は襲って恐らく何日も連続豪雨に晒されていたのを原因とする。そしてだ。それは過去の明治時代にも生じていた。その崩落した土砂の上に家を築いて住んでいたようだから開いたその口は塞ぐところではない。それをもって最近生じた災害模様は山は崩落したときすぐ下を流れる川を崩落土砂は塞いで言うなればダム湖を生じさせて家々は見る見る沈んでその間1時間くらいだったとか。二度目をもってその場所はようやく危険な場所と分かりもうその場所には誰もいない状態となったところだ。幸い2回目は誰もその犠牲者はいない状態だった。土砂は川を堰き止めて二次災害をもたらすようなことは誰も予測はできんところだった。山は言うなれば土塊のその集まりであり現状態はかろうじて力の平衡!?によって安定を保っている。乾燥状態の部分と湿潤状態の部分は相互に押し合っている。けれどもその場所に異常な水分の供給はあると地盤は殆ど重量化して更に水分によってせん断抵抗は殆ど弱くなって円形すべりを生じたものと言っていい。


言ってしまうなら崩壊を生じさせる状態は地山のその重量化とせん断抵抗の弱体化と言えて長時間の豪雨は続いた場合は避難経路を確保していつでも避難可能にするところと言える。


麓をもって湧き水は出たりすると恐らく喜ぶ人!?もいると思うけどそれは言うなればせん断面を伝って出ている可能性もある。言ってしまうならそれは崩落の序章かも!?と言っていい。


擁壁倒壊にしても上記事と同一の角度で説明可能と言える。けれども少しだけ異なるのは人の手は入っていることだ。言ってしまうなら人災と言える。お忘れんなっているか分からないけれどだ。前にどっかの建築屋さんは耐震疑惑事件云々でスッパ抜きを受けている。そしてだ。そう言うその土木世界も税金設計!?をやったりその余剰金をもって飲み食いする目的でお粗末な設計となったりする。のっけに施主より資金はドッと譲渡されるからドンチャン騒ぎに使用されてしまう。それでだ。擁壁の場合は天端より何メートルは乾燥土質。天端から何メートルからは地下水領域と言う状態で設計される。土木学会と道路学会ではその定義は異なる。どちらも共通しているのは乾燥土質と湿潤土質で区切って設計していることだ。言ってしまうなら連続豪雨のときの全湿潤状態の設計をしていない状態となる。よってそのときに擁壁は倒壊する危険に晒されると言っていい。この場所も言うなれば税金設計と言える。地下水はいい適度な場所に設定してその範囲内の転倒モーメントを想定して余剰なその金はドンチャン騒ぎに使用する。公共事業で国民の税金の無駄なその使用を避ける!?と言う理由で許容応力以内にギリギリコンクリートと鉄筋を入れている。いざと言うとき連続豪雨に晒されたときか天端ギリギリに地下水は上昇して主動土圧は水分を含んで重量は増大して転倒モーメントも増大して倒壊するところとなる。言ってしまうなら地震時の設計はするにも拘わらず全湿潤と言うかサーチャージのときの設計をされていないから言ってしまうなら人災と言える。おっとあまり言っては行けないものを言ってしまったようだ。